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AlienwareAurora ALX(2009)を手に入れ正常動作させるまで

はじめに 

皆様、こんにちは。

 

現在のメインPCがCore2Duoという化石なので、そろそろCorei7へ移行し文明開化の恩恵を受けるよう画策したのですが、最近のHynics火災によるメモリ高騰に加え、マザボや高速なCPU&グラボを選ぼうものなら結構割高で自作するメリットがあまりにも薄いと実感しました。

 

そこで以前から気になっていたAlienwareAurora ALX(2009)の中古良品をゲットしてみることに。

 

で、実際にゲットしたAlienware Auroraの2009年モデルがこちら。

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CPUがCorei7-920という初代スペックながらSLI対応、メモリもトリプルチャンネル仕様、メンテナンス性も抜群です。

 

故障した場合はどうする?

Areas for Improvement - 無料写真検索fotoq
photo by WarzauWynn

 

サービスタグがついていたのでDELLにて参照してみましたが、購入時サポート、2年延長サポートともに期限切れでした。

 

以前DELLマシンを所有していた経験があり故障時のDELLサポートは基本部品交換、もしくは本体新品交換という対応なので、たとえ故障しても新しいパーツさえゲットできれば特に問題はないかと思います。

 

まずは本体チェック

本体にはWindows7 Home PremiumがインストールされCOAシールも然るべき場所にちゃんと貼り付けてありました。

しかしながら再インストール時に必要な純正リカバリーディスクはついていませんでした。

おそらくHDD内のリカバリー領域もないと思った方が良いと思います。

 

いざ蓋を開けてみると…

Pandora opened her box - 無料写真検索fotoq
photo by andre.m(eye)r.vitali

 

早速起動しAlienware最大の目玉であるコマンドセンターを立ち上げてみると以下の不具合が明らかになりました。

  • サイドパネルや上部のイルミネーションが制御不可
  • 温度監視システム、上部アクティブベンドも制御不可

 

OS自体は普通に立ち上がり、インストールはうまくいっているように見えましたが、どうやらこれらAlienware独自の機能を制御しているI/Oデバイスがうまく認識されていない模様。

 

サイドパネルや上部イルミネーションが普通に発光していることから内部USBで接続されているコマンドセンターI/Oパネルのドライバが入っていないだけなはず。

 

案の定デバイスマネージャを開いてみるとUSBデバイスと他にいくつか問題のあるデバイスが検出されました。

 

アクティブベンドやアクティブサーモ、AlienFX機能が制御できないのであれば、Alienwareの意味を成さないので解決してみることにしました。

 

Alienwareの鬼門へ挑む

Daily Disney (Explored) - 無料写真検索fotoq
photo by Express Monorail

 

達成すること

  1. バイスマネージャで問題のあるSerialATAコントローラーを認識させる
  2. 最新BIOS導入
  3. コマンドセンターI/Oパネルドライバ導入

 

BIOSについてどうするか悩んだが、今回はアップデートすることにしました。

 

やはりラスボスは潜んでいた

早速本体に割り当てられている個体認識番号(サービスタグ)をDELLサポートに入力してドライバーを検索してみることに。

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サービスタグは1台に一つ必ず割り当てられていて、DELLからの製品出荷日にはじまり前オーナーが今まで受けたサポート、本体の最新ドライバへ簡単にアクセスできます。この辺のDELLのサービスは素敵だと思う。

 

01 - SerialATAコントローラーの認識 

まず最初に<SerialATAコントローラー>のドライバを検索。あっさり見つかりインストール後ちゃんと認識された。

 

02 - 最新BIOSへのアップデート 

次にBIOSも最新版へアップデート。一瞬フリーズしたか?と思ったがガマン。そのまま放置で無事アップデート完了。

 

03 - コマンドセンター&I/Oパネルドライバ導入 

最後にコマンドセンターのドライバを検索したのだけれど、なぜかかなり古いバージョンのものしか案内されない。

 

試しに初期のコマンドセンターをインストールしてみても状況は変わりませんでした。

 

素敵なドライバ探しの旅 

結局、適切なコマンドセンターI/Oパネル用のドライバを探しインストールする必要があるのだけれど、一番厄介だったのは日本DELLのサイトから案内されるドライバと海外DELLサイトから案内されるドライバに違いがあるという意味不明な迷路が余計にドライバを探す障壁になったことでした。

 

そのため多数のトラブルに関する海外トピックを読み漁り、案内リンクを辿りまくるというGoogleがまだ日本展開していないネット初期に戻ったようなローラー作戦でやっと適合するドライバを探し当てました。

 

今更気づいたこと

古いドライバが認識されない。この辺のトラブルは最新BIOSへアップデートしたことも関係してるのかもしれません。

もしAlienwareのBIOSをアップデートしようと考えてるならば本体サービスタグで提供されるドライバがうまく動作しないことも考慮したほうがよさそうです。

 

アクティブサーモ、アクティブベンド、AlienFXを正常に動作させるのにバージョンの違うドライバで動作を検証、再起動毎に何度I/Oパネルのリセットを行ったことか。

 

旅の終焉 

少しづつながらも深夜作業で2日程度費やし、試行錯誤しつつも先ほど午前1時前に全ての動作検証を完了しました。

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無事動作確認&正常起動が取れたコマンドセンター。バージョンはWin8.1にも対応した2.8.9.0なためAlienAdrenalineという新機能も追加されています。

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まとめ

さすがにこれだけドライバ選択&導入順序がシビアなPCは20年前から自作経験のある私でも初めての体験で改めてAlienwareの独自性を垣間見た出来事でした。

 

一度わかっちゃえばあとは簡単なんですけどね、、、

 

また最初にリカバリ領域無し、リカバリディスク無しの本体を手に入れたのも自己責任なのですがPC初心者なら詰んでいたはず。

 

実際リカバリ領域&ドライバディスク無しのOS新規インストールで躓いている方も大勢いると思う。

正しいドライバをインストできずにベンドやサーモ、FX関係が動作しない本体などヤフオクに多数出品されていますしね。

 

そんな困難を乗り越え現在は非常に安定して動作してます。HDDに関してもネジ不要でドライブをアタッチできるのでバックアップ・データ移植に便利すぎる。CPUも水冷なので動作音も静か。

 

あとはメールやらDropboxやらのバックアップを復元・展開するのみ。

疲れたけど楽しかった^ - ^ 

 

まとめ

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今日届いたぜかましとエイリアンロゴ

 

てか、なんだかんだでこういう作業をめっちゃ楽しんでましたけどねw

好きなんだよなぁ(´・ω・`)

 

この記事が皆様のご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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よろしくお願いします。

 

 

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