Mac Pro(Early2009)のアップグレード:静音化編
やっとMac Pro(Early2009)をSSD化に成功しOS起動時のカリカリ音とおさらばしたわけです。
が、依然とファンノイズが煩わしく感じるんですよ。そういうことで今回は私が行った静音&ファンノイズ対策をご紹介します。
ファンが高回転する原因を探る
ファンが高回転する挙動について「CPUに負荷がかかり温度が上がっている」などの原因が挙げられますが、その場合ファンが高回転するのは決して悪いことではなくむしろ冷却している正常な挙動です。
まずはアクティビティモニターでCPUなどに負荷をかけているアプリがないか確認してみることにしました。
現在のアクティビティモニターの様子
確認した限りCPUを専有してりるアプリも無く下段ペインのCPUグラフでも負荷が低い状態なのですが依然ファンの音がうるさく感じるのです。
実際の温度・回転数を見てみることに
もっと詳しく原因を探るため「現在の各パーツの温度」と「現在のファン回転数」を知る必要があるためMacs Fan Controlというアプリを使いました。
Macs Fan Control
Macs Fan Control - control fans of any Mac & Boot Camp! | CRYSTALIDEA Software
Macs Fan Controlを立ち上げてみた様子
右ペイン温度センサー部分ではCPU温度にも特に異常はなく、左ペインでは現在のファン回転数を確認することができました。
この回転数部分で私が着目したのはPCI,PS,EXHAUST,INTAKEの部分。PCIファンの回転数が1941rpmと一番高く次にPSファンが1207rpmと高い数値を示しています。
各ファンの名称について
- PCI - 下段吸気ファン
- PS - 電源冷却ファン
- EXHAUST - 上段排気ファン
- INTAKE - 上段吸気ファン
- BOOSTA - CPU Aヒートシンクファン
- BOOSTB - CPU Bヒートシンクファン
となっております。
実際に変更してみる
温度センサーを見ながらこの2つのファン(PCI,PS)の制御方法を
温度センサーによる制御:Ambient(内部温度)
ファン速度が増加を始める温度:26℃(デフォルト値+3)
最大温度:38℃(デフォルト値+5)
に設定しました。
すると回転数がこのように変化
効果はあったようで通常の作業ではだいぶ静かになり、負荷をかけるベンチマーク時にはしっかりとファン回転数が上がり冷却を行いました。
しばらく温度センサーを観察しつつ使用してみましたが特におかしな挙動もなく安定していると感じました。
この時期ですからこれだけの数値ですが夏場はもうちょっと下の温度をもう少し高め(30℃)くらいに設定していこうかなと思います。
INTEKAとEXHAUSTファンについて
また私が着目したINTAKEファンとEXHAUSTファンの回転数ですができれば
- INTAKE(吸気ファン)回転数をEXHAUSTよりも高め
- EXHAUST(排気ファン)回転数をINTAKEよりも低め
に設定したほうがいいかもしれません。
こうすることによって筐体内圧を高めに設定することができ、余計な空気中のホコリ侵入を防げるからです。
これはMacに限らずPCにも応用できるので「筐体内にホコリが溜まってしょうがない」なんて方はご参考ください。
ファンの劣化について
また一番ファンノイズの酷かったPCIファンのスペックについて最小回転数:800rpm/最大回転数:4500rpmと回転数にゆとりがあるにも関わらず半分弱の1900rpmであれだけのファンノイズを発生させているのはファン自体の劣化も考えられます。
交換したら少しは静かになるのかなぁ。
まとめ
Macs Fan Controlを取り入れファン回転数を制御することで耳障りなファンノイズからも開放されました。さらに静音化したいなら取り外しできるケース側面蓋内に吸音スポンジを貼り付けてもいいかもしれません。
挙動についても安定してるのでオススメかなと思います。また、ファン設定については自己責任でお願いします。
この記事がみなさまのご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。。
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