GEX スリムフィルターの改良&高性能化
はじめに
みなさま、こんにちは。
去年から金魚を飼育しており幾つかアクアリウム用品を使っています。
その中でもGEX スリムフィルターって使い勝手がいいですよ。
他の外掛け式フィルターと比べても薄く主張しないデザイン性も好きです。
グッピーや水草、エビなどでは水もそこまで汚れないので普通に使えると思いますが、我が家では金魚2匹の水槽で使ってるので結構水が汚れてしまいます。
このフィルター(金魚飼育)の弱点
- メーカー推奨だと約2週間でフィルターを交換しなければならず、コストが掛かる
- 交換式フィルターは目詰まりしやすく直ぐにオーバーフローしてしまう
- 交換式フィルターに収まっている活性炭やろ材が少なすぎて生物ろ過はほぼ期待できない
1つ目の解説
まず一つ目の問題点である運用コストですが、交換用フィルターが3枚セットで約400円(Amazon.co.jp)。
スリムフィルターMの場合3枚使用するので2週間毎に交換した場合、月に約800円必要になる計算です。
大きな外部式や高性能なろ材を使っているのならいざしらず、コンパクトな外掛けでは高いかなと感じました。
2つ目の解説
また2つめの問題点としてこの交換式フィルターに使用されているウール材は非常に目が細かく汚れやすいです。
汚れるとどうなるか。すぐに目詰まりしてしまいオーバーフローを起こす結果となりました。
金魚など汚れやすい環境だと新品に交換しても2,3日でオーバーフローを起こすと思います。
3つ目の解説
専用の交換フィルター(活性炭フィルター、バクテリアマット)を分解すると分かりますが、ホントに生物ろ過効果があるのかと疑わしいほどのろ材の量です。
更に付け加えるなら2週間で交換するのならほぼバクテリアの定着も無いでしょう。
改良ターゲット
今回改良するにあたって3つターゲットを絞りました
- 運用コストを下げる
- 物理濾過、特に生物ろ過能力を付加する
- 使い勝手の良さ(フィルター着脱、掃除のし易さ)を殺さない
この3点。
準備したもの
今回の改良にあたり用意したものは
以上です。
スポンジカセットを加工する
まず最初にスポンジカセットに装着されているスポンジと活性炭繊維シートを取り外して下さい。
ちなみにこの活性炭繊維シートも気持ち程度の性能しか無くあまり期待できませんでした。
取り外しましたらこのように薄型高密度マットの上に活性炭繊維シートを重ね同じ大きさにカットしていきます。
この活性炭繊維シートの長さは薄型高密度マットの短辺とピッタリで非常にカットしやすく大量に作れるでしょう。
カットした薄型高密度マットをセットする
次にカットした薄型高密度マットをスポンジカセットの後ろにセットして下さい。
取り外したスポンジをセットする
今度は予め取り外しておいたスポンジを前にセットします。
この順番にセットしたのは大きなゴミを除いてからバクテリアの定着するスポンジを通したいと思ったからです。
加工したフィルターをスリムフィルターに戻していきます。
麦飯ろ材をセットする
麦飯濾材 イージーパックは予めパック詰めされていますが中のろ材を3分の2ほど取り出し細めのろ材ネットに詰め直し、それをフィルター本体に入れていきます。
ろ材の種類も大きさを気にすることで色々試せるかと思います。小石・スポンジ系なら良いと思いますがリング系は厳しいかな。
まとめ
スリムフィルターの改良&高性能化を施してから生物ろ過&高密度マットの効果が現れているようで濁りがちだった水質も今はスッキリとした透明度を維持しています。
この水槽ではメイン水槽で虐められてしまった真っ黒のランチュウを避難・飼育しています。
またこの真っ黒いらんちゅうは目が見えないようで餌を与えると必死に匂いを嗅ぎつけてよってくる姿がかわいいんですよ。
この記事が皆様のご参考になれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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よろしくお願いします。
約一月経過後の水槽の様子。
水質、金魚ともに健康です。
元気に泳ぐ虎らんちゅう