タワー型MacPro(Early2009)のグラボ選択肢
プロローグ
ブログやイラスト描きで使っているタワー型MacProのグラボをRADEON HD5770からGTX970に戻した。
もちろんWindows用なので立ち上がりにアップルマークもでない。
それはそれでいいのだがOSのアップデート時には純正のRADEON HD5770に戻さなくてはならない。
イラレやフォトショでもハードウェアアクセラレーションが掛かるしイラスト練習にも一切もたつくこともなく十分快適だ。
ただOSアップデート時には純正のビデオカードに戻さなくてはならないのだ。
唯それだけ。
唯それだけなのだが以外とめんどくさい。
で、より高性能な純正ビデオカードを物色し始めた。
探し当てたのは毒か宝石か
ネットは集合知そのもの、地層様にデータが蓄積され続けている。
このスコアが表しているものは?
左がQuadroK4000、右がGTX970のスコアだ。
どれもWindowsPCでのスコアなのだが左のK4000がfor macならほぼ同等の値を示すだろう。
かわって右側、現在私のタワー型MacProで使っているGTX970のスコアなのだが
Windows用グラボをmacで使用した場合、帯域幅が半分に制限されてしまうためこのスコアをmacでの実効値に置き換えるとほぼ半分となる。
それでもだ。それでもほぼ2倍のスコアをたたき出している。
もちろんQuadro系はメモリにレジスターを搭載しており大量の処理を施したとしてもメモリエラーやクラッシュの危険を回避できる。
それでもこれだけの差が生じるとQuadroK4000 for macを購入できない。
少なくとも現状は。
QuadroK5000になりスコアが縮まる。
それでも20パーセントほど差は埋まらない、、、
最後に辿り着くもの<cognoscenti>
果たしてHD7950はタワー型MacProにとってcognoscentiになりえるのか。
左がRADEON HD7950、右がGTX970だ。
RADEON HD7950はサファイアから白のfor mac版がリリースされている。
mac上でのGTX970実効値と照らし合わせてみると初めてこれを上回る数値をたたき出している。
ただしこれはRADEONだ。信頼性の高いQuadroではない。
視野の鮮明化と価値観の露出
この値を叩き込むことによってグラボ選びの視野が鮮明になった。
ケース1
・Quadro4000 for mac
この2つはほぼ同レベル。
安定性・信頼性 → Quadro4000 for mac
ケース2
・GTX970 for Windows
・QuadroK4000,K5000 for mac
安定性・信頼性 → K4000 for mac もしくはK5000 for mac
Apple純正、なおかつGTX970を凌ぐ速度 →RADEON HD7950 for mac
*ただしこれは帯域が半分に制限されたmac上でのGTX970でのお話。これがWindows上でなら相変わらず76パーセントものスコア差があることを忘れてはいけない
エピローグ
既にタワー型MacProは生産終了してる以上グラボの選択肢も限られてくる。
逆に言えば非常にわかりやすい状況とも言える。
その選択肢の中、いくらApple純正だとしてもQuadro4000は除外。
RADEON HD5770 for macをすでに所有しているから
RADEON HD7950も除外。
Macでゲームは有り得ないし、あれだけ払うならQuadroの安定性と信頼性を取る。
私が今以上に動画編集に使うようになったらK4000 for mac、もしくはK5000 for macを購入しよう。
ただ現状の選択肢としてGTX970を使い続けOSアップデートごとにHD5770への換装がベストと実感した。
また今のトレンドへの注意点としてメモリが1Gから2Gしか搭載されていないようなQuadoroやRadeonは4K/ 60hzに対応していないことも考慮すべきだ。
使い方の拡張性という意味でもQuadro for macへの道も開けてる。
それで十分だ。
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