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古いPCをめちゃくちゃ快適に使う方法:メモリ&RAMディスク編

はじめに

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皆さん、こんにちは。

現在のメインPCであるマウスコンピューターG-Tune(2009年製)のメモリが3GBと非常に少なくブラウザなどを使っていてもカリカリと普通にスワッピングが発生しています。

 

なので搭載メモリを増設することにしました。

 

今回購入したメモリ 

UMAX DDR2-800(2GB x 4)

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メモリ相性でのエラーを避けるため同じ製品の同容量2GB*2を2セット用意。アマゾンで約13,000円でした。

 

  

メモリ増設ついでに

メモリ増設にあたってOSも32bitから64bitへの変更も検討。

  1. Windows7 32bit -> Windows8 64bit
  2. Windows7 32bit -> Windows7 64bit

上記パターンを検討したのですが、色々調べるうち

  • インストール後の32bitから64bitへの変更は不可
  • 64bit版にしたかったら新規インストールするしかない

という事がわかりました。

 

新規インストールはあまりにも面倒くさいので、とりあえず今回の64bitへのアップグレードは取りやめることにしました。

 

購入したメモリを増設する 

取り敢えずメモリを交換&増設するためサイドパネルを開けてみる 

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1GB+512MB Dual(Total3GB)という非常にミニマムな構成。

青いヒートシンクメモリを全て取り外しUMAX DDR2-800へ交換、作業自体は2,3分で完了。

 

メモリテスト

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メモリテストはWindows7標準のWindowsメモリ診断を使用、無事にパス。

 

32bitの壁:メモリ制限

無事増設を終えましたが、32bit版OSは利用できる物理メモリーにも3GB制限が掛けられており残り5GBは遊んでいる状態。

これではあまりにも勿体無いのでRAMディスク導入に踏み切りました。

フリーで良質なRAMディスク作成アプリもありますが、今回はI-O DATA Ram Phantom EXを使用しました。

RamPhantomEX

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たまたまこのソフトを見つけたのですが、この時タイミングよくEX版が500円安になっておりダウンロード版を2480円でゲットすることができました。

 

IO-DATA製メモリを所有していれば、本体に表記されているシリアルを入力することでフリー版よりも高機能なLE版を利用できます。

 

シリアルが無くても使えるフリー版やLE版も用意されていますが、あまりにも構築できるRAMディスク容量が少ないため実質お試し版としての使い方しかできないと思います。

有効活用するためにも素直にEX版の使用をオススメします。

 

RAMディスクを作成して体感してみる  

32bitOSが使える3GBはそのまま確保しOS管理外に3GBと2GBのRAMディスクを作成

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Pドライブ(3GB):PainterXとPhotoshop CCのテンポラリドライブに設定

Qドライブ(2GB):PainterXとクリスタ、Google Chromeを仮想リンク割り当て

 

OSが管理できる物理メモリ(3GB)からこぼれが5GBのメモリも全て使い切っているためOS管理外空きメモリーもちゃんと0表示になってますね。

 

 

気になるベンチマーク

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テンポラリのPドライブを測定。

RAMディスクのためHDDやSSDでは考えられない値が出ました。

もちろんこれがPC3規格ならもっと早くなります。

 

参考値としてM2.SSDのベンチ結果を貼っておきます。

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[画像] 【レビュー】Samsungの新NVMe M.2 SSD「960 PRO」ベンチマークレポート ~前モデルから高速化とともに発熱も低減(6/15) - PC Watch

 

さらなる追撃

またこのPドライブには仮想リンクが設定されてるので、PC起動時にPaiterX、クリスタ、Chrome本体をRAMディスク上に配置します。

 

アプリ起動が恐ろしく速くなりました。

 

PainterXとPhotoshopCCのテンポラリについてもそんな大きなファイルを扱うわけではないので特に問題なし、というか結構動作も機敏になって快適に使えてます。

  

仮想リンクについて

設定することによってRAMディスク上に実行ファイルを移動、電源を落としても再起動時に自動的にRAMドライブ上に読み込まれる機能です。

システムドライブがSSDなので、SSDからRAMディスク上に実行ファイルがロードされる時間も短くOS起動も体感的にそんなに変わりませんでしたが秒単位では確実に遅くなっていると思います。

 

まとめ

SSDとRAMディスクを活用することにより、システム全体のレスポンスが上がり、私自身これほど快適になるとは思いもよりませんでした。

 

動画編集などの大きなファイルを扱うこともなく、イラストやブログ、その他細かい作業に使うのであれば導入する価値ありです。

 

また今回32bit環境での使用でしたが、既に64bit環境で有り余るような膨大なメモリを搭載されている方でも、利用してみる価値は大だと感じました。

 

特にSSD環境だと仮想リンク環境を構築したとしても起動時の読み込みが早いためさらに有効な手段になると思います。

 

ROMカセット起動の如く立ち上がるアプリを体感してほしいですね。

恐ろしく早いですよ。

 

SSDと増設RAM、そしてRAMディスク。この3つの要素で今お使いの古いPCも生き返ります。

 

この記事が皆様のご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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